雑談」カテゴリーアーカイブ  (このカテゴリの記事一覧を表示)

石打丸山スキー場と私

投稿者: | 2018年7月18日

新潟県南魚沼市にある石打丸山スキー場。かつて足繁く通い、2級を取得した場所であり、かつてほど頻繁に訪問しなくなった今でも、私にとっての「心のホームゲレンデ」だ。

昨シーズン終了直後から一部のスキーヤー・スノーボーダーの間で囁かれていた、長らく待ち望まれていた長距離リフトの架設が、メディアからの情報としてアナウンスされた

これを機会に…というわけじゃないけど、私と石打丸山スキー場の思い出について語りたい。

石打丸山スキー場との出会いは、実を言うと「偶然」だった。

2011年の冬、成人の日絡みの3連休。2級取得を目指していた私は、上越国際スキー場で練習をしていた。このスキー場のホテル(ホテルグリーンプラザ上越)は一人で泊まると値段がバカ高いので、六日町駅前のビジネスホテルに宿を取っていた。六日町駅は上越国際スキー場前駅から2駅の距離にあるのだが、朝一番の列車は六日町を出ると上越国際スキー場前駅を通過してノンストップで越後湯沢駅まで行ってしまうので、一度越後湯沢駅で逆方向の列車に乗り換える必要があった。

連休最終日。六日町駅から越後湯沢駅に着き、折り返し上越国際スキー場方面への列車に乗り継いだ。ところが発車後1駅目の石打駅で、除雪の遅れのためしばらく運転見合わせとなってしまった。どうもしばらく動きそうにないので、そのまま石打駅で下車し、タクシーを呼んで、「一番近いスキー場まで連れてってください」と頼んだところ、たどり着いたのが石打丸山スキー場だった、という経緯だ。※1ちなみに、本当に石打駅から一番近いのは石打丸山ではなく石打花岡スキー場なのだが、そちらはリフト1本のローカルスキー場なので、運転手さんが空気を読んで(?)くれたことには感謝しなければならない。

そんな訳で事前情報ゼロで訪れた石打丸山スキー場だったが、意外なほどのスケールの大きさに驚くとともに、いくつかの点で、それまで自分の中にあった「スキー場像」とは異なることに気づいた。

まず、立地。スキー場というのは、街と切り離された「山奥」にあるものだという固定観念がそれまでの私にはあった。山奥とまでは行かずとも、ゲレンデ周辺にある建物はもっぱら宿泊施設・飲食店・レンタルショップなどスキー・スノーボード客向けの商業施設のみである、というのが私にとっての「常識」だった。ところが石打丸山は、もろに「住宅地」の隣にゲレンデがある。一般住宅があり、スーパーマーケットがあり、米屋や文房具店などがあり、スキー場がある。それもリフト1〜2本のローカルスキー場ならいざ知らず、全国区レベルの巨大スキー場である。この日常感は、逆に非日常的ですらあった。

次に、ゲレ食の異常なまでの多さ。それも全く統制が取られておらず、てんでバラバラな店構え・指向性の食堂群が林立、いや乱立している。ある店はおしゃれな洋食屋、ある店は生ビールの幟が高らかにはためく居酒屋、ある店はあろうことかゲレンデの中で焼肉が焼ける。まるでゲレンデの中に「商店街」が出現したかのようだった。

そしてゲレンデ。ゲレンデの中に「林」というものがほとんど無く、どこにいても見通しが非常に良い。後で知った話によると、森林伐採の規制が厳しくなる前にできたスキー場だからこそのことだという。当然コース幅も広く、適度な斜度を持ったねじれの無いバーンが複数。1本1本の滑走距離は短いが、滑走充実感は十分。3連休だったにも関わらず、リフトの混雑もほとんど無かった。

これは「掘り出し物」だ(もちろん元々有名ゲレンデであり、私に知識が無かっただけだが)と思い、その後コソ練のため頻繁に通うこととなった。2級を取った後も1級目指してせくせくと通った。結局1級はかぐらで取った※2石打でも受検したが不合格だった。が、その頃にはすっかり馴染みのゲレンデになっていた※3スタッフと顔見知りになったとかそういうことは無く、こちらが一方的に馴染んだだけ。ので、検定という目標から解放された後もまるで実家に帰るような感覚で頻繁に通った。

そんな石打にも、いくつかの変化が訪れた。

定宿の廃業。小さな宿だったが、親切な女将さんが取り仕切っていて、料理がとても美味しい宿だった。

ゲレンデレイアウトの変更。チロルゲレンデという練習に最適な中斜面の半面(実質的には2/3面ほど)を潰して、モンスターパイプという巨大なハーフパイプができた。その脇にかかっていた、チロルを回すのに最適だったシングルリフトは廃止された※42018-19シーズンのリニューアルで同じ場所にトリプルリフトが架設される模様。

これらはいずれも2016-17シーズンの出来事だったが、そのシーズンイン前の2016年秋には、スキー場とは直接関係ないものの、石打愛好家たちに衝撃をもたらす事件があった。ゲレンデから徒歩5分ほどの国道17号沿いにある食堂「石打ドライブイン」(通称石ドラ)が、火災で全焼したのだ。ドライブインといってもここは実質焼肉屋で、非常に美味い肉を出してくれていた。また、牛や豚の他、ラクダだのワニだのといった「ゲテモノ」の肉が食えることでも有名だった(私は食べたことは無いが)。

このニュースはSNS等を通じて瞬く間に石打愛好家の間に広がり、深い悲しみをもたらした。結局この年の冬は休業したものの、翌年に再建し、2017-18シーズンからは元気に営業を再開している。復活後にはまだ訪問していない※5一度訪問しようとしたのだが満席で予約すらできなかった。が、オフシーズンの間に一度は訪問したいと思っている。

閑話休題。

定宿の廃業と、愛用したチロルゲレンデの縮小は、私の足を石打から遠のかせることになった。それまで最低年6日は滑走していた石打だが、2016-17シーズンには一度も訪問せず、昨シーズン(2017-18シーズン)にも2日のみ。決して魅力の無いスキー場になってしまったとは思わないし、冒頭でも書いた通り「心のホーム」と言えるぐらいに愛着のあるスキー場であることに変わりは無く、気持ちとしてはもっと頻繁に訪問したいのだが、不思議と「足が向かない」としか表現のしようがない。

良い話題もある。冒頭で書いた通り、2018-19シーズンに、中央第1高速リフトと中央第2リフトを統合した新リフトができることが明らかになった。中央第2リフトは速度が非常に遅く、チロルゲレンデを回したいときや山頂を目指すときに不便だった。新リフトができれば、チロル→デビルダウン→スポーツマンのロングコース(レイアウト上ノンストップ滑走は難しいが)を1本のリフトで回せることになる。私にとっては、来シーズン訪問する積極的理由ができた。

   [ + ]

1. ちなみに、本当に石打駅から一番近いのは石打丸山ではなく石打花岡スキー場なのだが、そちらはリフト1本のローカルスキー場なので、運転手さんが空気を読んで(?)くれたことには感謝しなければならない。
2. 石打でも受検したが不合格だった。
3. スタッフと顔見知りになったとかそういうことは無く、こちらが一方的に馴染んだだけ。
4. 2018-19シーズンのリニューアルで同じ場所にトリプルリフトが架設される模様。
5. 一度訪問しようとしたのだが満席で予約すらできなかった。

草津国際スキー場について

投稿者: | 2018年5月17日

本州中央部で、温泉とスキー・スノーボードをコンボで楽しむなら、野沢温泉か草津温泉だろう※1東北も含めるなら、蔵王温泉も候補に挙がってくる。

滑り重視なら野沢、温泉&観光重視なら草津。草津の場合、野沢と違ってどんな小さな宿にもまず温泉が引かれていて、わざわざ外湯に入りに行かなくともいつでも源泉掛け流しの極上の湯に浸かれるのが魅力だ。

そんな草津のスキー場、草津国際スキー場が、2018年1月23日の本白根山・鏡池付近からの噴火により、上部1/3に当たる本白根ゲレンデおよびそこにアクセスする白根火山ロープウェイ(という名前のゴンドラ)が廃止された。

同時に、スキー場の名称も「草津温泉スキー場」に変更された。この改称は小さいようで大きい。「国際」からは、「世界に通用するスキー場たらん」という意気込みが感じられたが、「草津温泉スキー場」からは、「あくまで温泉に付随したスキー場ですよ」という控えめなニュアンスが感じられる※2「野沢温泉スキー場」も同じ命名法だが、あちらは言葉でアピールする必要も無いぐらいスケールが大きく、一度でも訪れれば温泉にスキー場が付随しているとは誰も思わないだろう。

もっとも、「国際」時代もそれほど大きなスキー場というわけではなく、野沢温泉のように急斜面やらパウダーやらが期待できるスキー場でもなかった。どちらかというと滑りよりも景観が売りの「レジャーゲレンデ」的位置付けだったと思う。

しかし、その売りである眺望は本当に素晴らしかった。単に眺望が良いというだけでなく、火山という希少性のある地形の中に開けたスキー場なので、その眺望はある種の「奇観」であり、白馬や志賀も眺望は良いが、それとは質を異にする、いわば「日本離れ」したオンリーワンな景観だった。

廃止となっていない、中腹の青葉山ゲレンデからもその一端は伺えるが、やはり山頂からの眺望こそが草津国際の真骨頂だったと言えるだろう。

…などと訳知り顔で語ってみたが、私は実は一度しかこのスキー場には訪れたことがない※3車でスキー場トップ付近にアクセス可能となるグリーンシーズンには、何度か訪れたことがある。。去る2月に2度目の訪問を予定していた矢先に、噴火のニュースが飛び込んできた。温泉街およびゲレンデ下部は立入規制範囲外だったので、自分一人ならそのまま訪問したかもしれないが、そのときはグループ旅行、それも小さな子供もいるグループだったので、「万々が一」を考え、旅館の方始め現地の方には申し訳無いと思いつつ、キャンセルしたのだった。

本白根ゲレンデおよび白根火山ロープウェイが「休止」ではなく正式に「廃止」とアナウンスされた以上、この先復活することは無いだろう。私の訪問時は天気が悪く※4天気の良い日もあったが強風で上がれなかった、良い写真は撮れていないのだが、そのうち史料的意味合いも出てきそうなのでそのときの写真を載せておきたい。

 

   [ + ]

1. 東北も含めるなら、蔵王温泉も候補に挙がってくる。
2. 「野沢温泉スキー場」も同じ命名法だが、あちらは言葉でアピールする必要も無いぐらいスケールが大きく、一度でも訪れれば温泉にスキー場が付随しているとは誰も思わないだろう。
3. 車でスキー場トップ付近にアクセス可能となるグリーンシーズンには、何度か訪れたことがある。
4. 天気の良い日もあったが強風で上がれなかった

2017-18シーズン振り返り 新規開拓編

投稿者: | 2018年5月10日

今シーズン新規開拓したスキー場は3箇所。

竜王スキーパーク

ここは志賀と野沢というビッグネームに挟まれて、格安スキーツアー誘致に活路を見出したスキー場。なので客層は初心者のワカモノ中心で、自分のようなヒトリストおっさんが訪れるのは場違いな可能性は感じていたのだけど、「木落し」という名物コースは一度は滑っておきたいという思いで訪問しました。

まあパウダーは無かったので木落しの魅力というやつを味わうことは叶わなかったのですが、天気が良かったのでそこそこ楽しめました。でも2度は行かないかな。ホスピタリティが「客層相応」になってしまっているのが残念。かぐらが「経営は残念だけど現場は頑張ってる」スキー場だとするなら、その真逆で、「経営は頑張ってるけど現場が倦んでいる」スキー場という感じ。

竜王動画

X-JAM高井富士

ここも、パークが売りのゲレンデってことで、ほぼほぼスノーボーダーで占められているのは覚悟の上で行ったんですが、意外と良かったです。客層が「緩斜面だけ滑る初心者」と「パークに入り浸るガチフリースタイラー」に二分されているので、上部の中斜面を滑る人が誰もいないw

よませ温泉スキー場

中程度以上の斜度が長く続く幅広コースが多数あって、カービング大好き人間にとってはいいスキー場ですな。さすがはレーシングの聖地。眺めもとても良かった。

でもリフトレイアウトは見直してほしいなー。具体的には山頂のみを繰り返し滑れるリフトを架けてほしい。

X-JAM&よませ動画

 

あと、新規開拓とは言い難いけれど、志賀高原の横手山・渋峠エリアも初めて滑走しました。とはいえ雪が少なくなったゴールデンウィークの滑走のみでハイシーズンには滑っていないので、スキー場の評価は正しくできないっすね。とりあえずさすがは標高日本一のスキー場(リフト有り)だけあって、眺望は最高でした。

志賀高原について

投稿者: | 2018年4月27日

志賀高原。

そこは、単に日本最大級の複合スキー場群というだけではなく、日本に住むスキーヤー・スノーボーダーたちにとってある種のアイコニックな地位を占め続ける土地だ。

BGMの流れない広大なゲレンデの中には、1日に標高差20,000mを滑ることを生きがいにしている集団や、ものすごい腕前でライドする長身の初音ミク(スノーボーダー)などが棲息している。

ニセコや白馬、近年では野沢温泉なども、外国人訪問客がかなりの割合を占めるようになってきたが、志賀高原はそれほど外国人が多くない。これはひとえに彼らの言葉で言うところのアプレスキー、いわゆるアフタースキーの楽しみが、志賀高原にはその立地条件ゆえにほぼ無いからという理由だろう。

私はゲレンデにいる外国人客の存在を疎ましく思うものではまったくないが、某スキーの聖地の麓のタウンのように、どこからどう見ても日本人顔日本人体型な私に対して日本人店員が開口一番“Do you have a reservation?”と聞いてくるような土地(実体験)で感じたほどのアウェイ感を感じなくて済むのであれば、そのような土地よりは志賀の方を好ましく思うのは致し方ないところであろう。

ここまで書いておきながらなんだが、私はそれほど志賀に足繁く通っているわけではない。一時期志賀を拠点にポールトレーニングをしていたので年10日ほど滑っていたが、今はかぐらでトレーニングするようになったので今シーズンは計6日、旅行回数で言えばたった2回しか訪れていない。

それでも、気持ち的には志賀がホームゲレンデと言える、どこに行こうか困ったらとりあえず志賀でいいかと思わせる、そんな魅力が志賀高原にはあるように思う。

私の感じる志賀の魅力、それは…

続きを読む

車無しスキーヤー

投稿者: | 2018年4月16日

車を持っていない私。スキーにはもっぱら新幹線+バスで通ってます。バスツアーは、一度だけ使ったことがあるんだけどバスの席の狭さ、ワカモノに混じる肩身の狭さ、そして運転手のプロ意識の低さに辟易して使わなくなりました。

車無しの利点と欠点

まあ何と言っても酒がいつでも飲めるのが最大の利点ですよねw

あとはやっぱり新幹線は速い!特に北陸新幹線「かがやき」のデビューは衝撃的で、東京を朝一の列車で出ると7時台には長野駅に着けるのは非常に嬉しい。滑走時間が長くなるのもさることながら、過密空間が苦手な私としては、乗車時間の短縮は諸手を挙げて歓迎したい。

欠点は、行けるスキー場が限られてしまうところ。

公共交通機関が無いスキー場には基本行けないし、新幹線駅からのアクセスが無くて一度在来線に乗り換えなければならないところや、連絡するバスの乗車時間が長いところには行きづらい。

この点越後湯沢という駅の存在は死ぬほどありがたい。複数の大規模スキー場に短時間のバス乗車でたどり着けるし、駅から徒歩で行けるスキー場すらある。検定に向けてコソ練していた頃は、日帰りでよくお世話になりました。後述する「E4系荷物置き場問題」さえ無ければ完璧なんだけどね、湯沢。

車無しスキーヤー的視点・お気に入りスキー場集

続きを読む