旭川周辺スキー場めぐりの旅4日間 1日目(カムイ・伊ノ沢・サンタ)
ひさしぶりに北海道にスキーに行ってきました。
今回は、旭川市街のビジネスホテルにステイし、レンタカーで周辺各所のスキー場を巡るというコンセプト。最初から全部の行程を決めていたわけではないのですが、結果的に4日間で11箇所のスキー場を滑るという充実した旅となりました。
長くなるので1日ごとに記事を分割します。
1日目 2月7日(金)
羽田からJALで旭川空港へ。今季なかなかお目にかかることができなかった「正しい雪国の風景」が待っていてくれました。

今回は航空券・宿泊費・レンタカーがセットになったパックを申し込んでいたため、空港でレンタカーを借ります。

4WD車指定ができなかったので少し不安でしたが、しっかり4WDのノートが来てくれたので安心。ただ、「滑りやすい路面を長時間連続して走行したとき」や「車輪の空転が続いたとき」(説明書より)に、自動的に4WDモードが解除されてしまうことがあるのに戸惑いました。何のための4WDなのかとツッコミたくなります。切替式4WD車の仕様としては一般的なものなのかもしれませんが…。
さて、まず最初に向かったのは、カムイスキーリンクス。が、カムイへの唯一の道である国道12号で事故が発生し渋滞に巻き込まれるアクシデントが。比較的簡単に迂回可能な場所だったのが不幸中の幸いだったものの、通常1時間もあれば到着するところが約1時間40分と、予定よりかなり遅れての現地入りとなってしまいました。
1箇所目:カムイスキーリンクス
ニセコや富良野のような「全国区」のスキー場ではありませんが、訪れた人の誰もが名ゲレンデと評価するのを見て、是非訪れてみたいと前々から思っていたのがこのカムイスキーリンクスです。

この日は平日でしたが、学校行事スキーが複数訪れており、「北海道のローカルスキー場は平日の方が混む」という法則にここで気付かされました。

前日から降雪があったのと、すでに午後に入っていたためゲレンデは荒れており、前評判のような最高のカービングバーンを味わうことはできませんでしたが、斜度や横幅の広さから、コンディションさえ良ければ快速カービングバーンになることは容易に想像できました。

ゴンドラ沿いのゴールドコースを中心とした「メイン」と言えるエリアから離れた、第5ペアリフトを中心としたエリアは、複数のツリーランエリアがある※1いわゆる「自己責任エリア」扱いではなく、正式なスキー場のコースとして運営されている。のですが、一部を除くと入口がわかりにくく(あえてわかりにくくしている?)、リフトから見えやすいディープパウダーコースを滑るのみにとどめておきました。もちろんすでに「ディープパウダー」などありませんでしたが(笑)、なかなか野性味のあるコースを堪能しました。

それにしても、北海道の学校行事スキーは本州のそれとは一味違います。それぞれ違うウェア、違う板(つまりレンタルではない私物のウェアや板)で滑っているのと、インストラクターなんか付かずに好き勝手に自分たちの求めるコースに飛び込んでいくスタイル。もちろん先述のツリーランコースにもガンガン入っていきます。そりゃ上手くなるはずだわ。


そんなこんなでカムイでは2時間半ほど滑走し、次へ向かいます。
2箇所目:伊ノ沢市民スキー場
おそらく旭川の市街地から最も近いスキー場、それが伊ノ沢市民スキー場です。普通の住宅地のすぐ隣にあります。

「街に近い」と言うと白馬や湯沢のスキー場も同様ですが、なんといってもここは町や村ではなく立派な「市」、それも北海道第2の大都市なのでその景観はある意味異様です。

索道施設はロープトウ1本。リフト券ならぬロープトウ券は、1回券が80円、1日券が1000円。
滑走者は何組かのファミリーの他、ソロで滑っている年配の方が何人か、といったところ。
ゲレンデは短いながら斜度はそこそこにあり、何より端っこの方に未圧雪のパウダーがこの時間でもしっかり残っているのに思わずニマリとしてしまいました。1~2本滑って撤収しようと思っていたのですが思わずリフトストップの16時ギリギリまで、本数にして6本も滑ってしまいました。

3箇所目:サンタプレゼントパーク マロースゲレンデ
すでに日も落ちかけていますがまだ終わりません。
旭川周辺には、ナイター営業しているスキー場が多数あります。ここサンタプレゼントパークもその一つ。正確には、サンタプレゼントパークという公園の中にある「マロースゲレンデ」※2ちなみにこのマロースとは、ロシア語で「寒さ」を意味し、ロシアの伝承に登場するサンタクロース的な人物「ジェド・マロース」の名にも表れている語。になります。
リフトは3本。その全てが毎日21時までナイター営業しているという頼もしすぎるスキー場。それも旭川市街からものの15分で着けてしまうという立地がなせるワザでしょう。
リフト券はナイター券1500円を購入。

さすがにナイター前に圧雪までは入らないので基本的にはボコボコ斜面ですが、一部ツリーラン的な風情が味わえる場所もあり、さらにこの時は滑りやすいコブレーンまであったので、結構激しく雪が降っていたにもかかわらずなかなかやめ時が見つからず、2時間半も滑ってしまいました。


さらにはハーフパイプやエア台(キッカーというよりはモーグルのエア台)もあり、エア台についてはディガーさんが整備している姿まで見られ、「どれだけ本気なんだこのスキー場は」と驚きを禁じえませんでした。


そんなわけで、訪れていた面々は、ファミリーもいましたが、この時間帯この天気で滑ろうというのはやはりガチな方が多かったですね。


ゲレンデトップには旭川市街が一望できるであろう塔(ニコラスタワー※3サンタクロースのモデルとされる聖人・聖ニコラオス(英語読みでニコラス)から取られている。)が建っていました。こちらは昼間のみ登ることができるようです。

結局19時ごろまで滑走し、この日の滑走を終えました。
2日目に続く。
1. | ↑ | いわゆる「自己責任エリア」扱いではなく、正式なスキー場のコースとして運営されている。 |
2. | ↑ | ちなみにこのマロースとは、ロシア語で「寒さ」を意味し、ロシアの伝承に登場するサンタクロース的な人物「ジェド・マロース」の名にも表れている語。 |
3. | ↑ | サンタクロースのモデルとされる聖人・聖ニコラオス(英語読みでニコラス)から取られている。 |
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