白樺高原でひさびさピーカンの下フリートレーニング2日間

日記

先週末は、白樺高原国際スキー場でフリートレーニングに参加してきました。

2月23日(土)

今回は佐久平駅からレンタカーを借りて現地入りしました。白樺高原への道は凍結するとかなり怖いのですが、今回はほぼ完全なドライで、途中までは路外にもほとんど雪の姿を見ません。運転に不安が無いのはいいことですが、今後のゲレンデの持続に不安を覚えてしまいます。

市街地は完全に無雪。
市街地は完全に無雪。

平日に雨が降った影響で雪面が固いことが予想されましたが、特に問題無し。滑走者によって剥がされた雪が若干の雪溜まりを形成していましたが、基本的には良好と言っていいバーンコンディションでした。

午前中は好天・良コンディション。ただし蓼科山は雲の中。
午前中は好天・良コンディション。ただし蓼科山は雲の中。

午前中は好天だったのですが、昼食を取っている間にこのあたりとしては結構強めの雪が降り始めました。ただしそれも夕方には止み、積雪量を増やす効果は残念ながらほとんど無かったようです。

午後には一時雪が。
午後には一時雪が。
しかし夕方には天候は回復。蓼科山もその姿を見せてくれた。
しかし夕方には天候は回復。蓼科山もその姿を見せてくれた。

2月24日(日)

終日素晴らしい天候に恵まれました。朝一からラストまで、一点の不安も無い文句なしのピーカンが続く下で滑ることができたのは、いつ以来かというぐらい久しぶり。近くは蓼科山や美ヶ原、そして遠くには槍・穂高や後立山連峰が実に美しく、レッスンの合間にさかんにスマホのシャッターを切り続けてしまいました(笑)。

絶景という以外に無いパーフェクトな眺望。
絶景という以外に無いパーフェクトな眺望。

ただ、気温もまたそこそこ上昇したため、午後には雪が春のような状態に。とはいえ水分の少ないこのあたりの雪質ならばシャバシャバまでは行かずせいぜい「シャリシャリ」程度で収まってくれたので、滑走には問題無し!

トレーニング終了後、お客さんが少なくなった時間帯には気持ちよくフリーランが楽しめました。

愛機とともに。
愛機とともに。
ラスト近くまで理想的な好天が続いた一日だった。
ラスト近くまで理想的な好天が続いた一日だった。

ちなみにこの日は、「モノスキーによるスラローム競技(の練習)」という、超絶レアなものを目撃しました。モノスキーヤーが複数人固まっていること自体が超レアなのに、ポールをしばきながら滑るモノスキーなんてこの後一生お目にかかれないかもしれません(笑)。いいものを見させてもらいました。

自分用やるべきことメモ

ここ数年主要なテーマとして取り組んでいる、左右の高低差の入れ替えによる切り替えをさらに徹底し、精度と応用性を高めるのが今回のトレーニングでした。切り替えでは上半身の左右移動ももちろん必要なのですが、切り替えの主要な運動を「左右の脚の高低関係を入れ替える動作」として定義することで、意識の中心が上半身から下半身へとシフトし、安定した・正確なエッジ操作を心がけることができるようになった実感があります。

その他、スピードに応じて次のターンの内向を先取りする形での外向を取ること、切り替えにおいて山スキー(次の外スキー)を親指側に返すだけでなく、谷スキー(次の内スキー)を小指側に返す動作も意識することなどなど。

今回は、これらのことを、急斜面も含めた様々な斜度、様々なスピード域で試すことにより、幅広い状況への応用力を養い、またそれぞれの状況における適正な運動の量・方向・タイミングといった精度を高めることをトレーニングしました。

自分が気をつけるべきこととしては、切り替えで前のターンの内脚を伸ばすのがいいいが、本来縮めるべき前のターンの外脚(次の内脚)も一旦伸ばしてから、あるいは浮かせてから縮める動作に移行する癖があるので、ダイレクトに縮める動作に入れるようにするという点。この癖の理由としてはぶっちゃけ、股関節が辛いので一旦解放してあげたいという身も蓋もない本能的理由があるのですが、そこをぐっと我慢してやるべきことをやるのがアスリートってもんですよね(笑)。

エピソード

今回、女性の参加者で、体格的にも決して大柄ではなく、マイルドな設定の板で滑っている方がいらしたのですが、たまたまビンディングのサイズが合ったコーチの板(一般的には間違いなく「上級用」と紹介される板)で試しに滑ったところ、ポジションが飛躍的に改善され驚きを受けました。正しい操作をしていれば、重い板・固い板でもきちんと動くし、それどころか、正しい操作に対して「正しい結果」を返してくれるというご利益もあるんだということを改めて認識した次第。

 

日記