かぐらでポールトレーニング2日間
先週末は、シーズンイン以来のかぐらスキー場でGSポールトレーニングをしてきました。
実を言うと、今期は諸事情によりレースの大会出場の予定は無いのですが、ワンピースに全く袖を通さないままシーズンを終えてしまうのは心残りなのでトレーニングだけでも参加することにしました。
2月16日(土)
かぐらの天気は雪。ファット板を持った人たちが勇躍してかぐらゴンドラに向かう中、みつまたエリアでアップをしてからトレーニングに向かいます。
ポールコースのコンディションはそれほど悪くなかったのですが、この日は中高生が大会で出払っていたため、数人の大人の他は小学生が主体。必然的に皆スキーがかなりポールの近くを通っていくので、ポールのすぐ外にモサモサした雪溜まりができてしまい、体格が大きい私にとっては、ポールと雪溜まりの間の「通路」が狭くてちょっと怖い状況。
実際、一度油断したところで雪溜まりに突っ込んで背中から大転倒。今でも首と、下敷きにした左手が痛いです。でもそのお陰で、「ラインを高く取る」感覚と動作を思い出すこともできました。
2月17日(日)
前夜から雪が降り続き、豪雪の朝となりました。
せっかく2日券を買ったのに、ポールトレーニング会場のみつまたエリアしか滑らないのは勿体無いので、とりあえず朝一にはかぐらエリアへ登ってみます。が、そこは極寒&視界不良というなかなか堪えるコンディション。それでもやはりファットスキー組はテンションが高く、5ロマ運行開始に備えて長い列が作られていました※1後で知ったのですが前日に遭難が起きていたようで、この日はこの後上空を飛ぶヘリを何度か目にすることになりました。遭難者は2日後に無事救助されました。。
GS板の私は自重してかぐらメインゲレンデを滑走。圧雪コースであるメインゲレンデも結構積もっていましたが、雪質がかぐらとしてはかなり軽い部類だったので、細い板でも結構気持ちよく滑れました。ただ、視界が悪いのですぐ先の雪面状況も見えず、ワンターンごとに「次はどうなる?」というスリルが味わえる状況でもありました(笑)。
かぐらゲレンデを3本ほど滑ったところで、ポールトレーニング会場のみつまたに戻ります(もちろんゴンドラで。こんなモサモサの日に長くて平坦なゴンドラコースなど滑ってはいけない!)。標高の低いみつまたエリアは、天候もかぐらエリアに比べると穏やかでした。
余談ですが、ここまでワンピ上半身を脱いで滑っていたため、内側に雪がたっぷり着いてしまい、とても着られたもんじゃなくなってしまったため休憩所でワンピを脱ぎ、この日はウェアでポールに入りました。ということで結局ワンピを着たのは昨日一日だけとなりました。
昨日と同様、ソフトコンディションで始まったこの日のポールトレーニングですが、正午を回る頃に天候が回復。この日のトレーニングは午前午後ぶっ通しで行われ、休憩は各自の判断で適宜取ることとなっており、私もそろそろ昼休みに入ろうかとしていたのですが、天気が良くなってしまうとどうしても滑っておきたくなり、結果的に私自身も休憩なしのぶっ通しで最後まで滑ることとなりました。
さて、天候が回復すると、柔らかかった雪面がサンクラスト的に固まり、スキーがよく反応する雪面状況になりました。しかしここまでのコースの掘れもそのままで固まったので、最後の方では溝あり段差ありのオフロードのような状況の中をハイスピードで滑ることに。これは良い訓練になると同時に、非常に楽しくもありました(笑)。
夕刻が近づくと、太陽は見えつつも再び雪が降り出し、結果的に目まぐるしく天気が遷り変わる一日となりました。
この日は帰りの新幹線の時間が遅く余裕があったので、湯沢の街中にある「こまくさの湯」に入ってから帰りました。19時※2平日は18時。で営業終了なのが惜しいですが、立地のわりになかなかの穴場で良いですね。向かいにあるとんかつの有名店「人参亭」は、19時を過ぎてもまだ店外に列ができていました。
自分用やるべきことリスト
同時操作と交互操作の使い分け
同時操作を使うのは…
- 緩斜面、クローチングで抜けるストレートな区間で主に使う。
同時操作で滑るときは…
- 両脚の長さがあまり変わらないようにする。体の下でスキーを扱うイメージ。
- すぐにターンをやめず、最後までスキーに「乗り切る」ようにする。
交互操作を使うのは…
- 急斜面、旗門の振り幅が大きい区間で主に使う。
交互操作で滑るときは…
- 外脚が長く内脚が短い、いわゆる「脚長差」「高低差」を出す。
- 場合によっては「乗り切る」前にターンをやめて次に入る。
クローチングのときは
- 空気抵抗を低減するため、肘が体の左右に出っ張った姿勢にならないようにする。肘の位置はスキーと同じか、スキーより内側に入れるぐらいにする。
- 上下動の「上」のときに、上体が起きないようにする。前方確認は首と目の動きで。
- 腕がターンの外側を向く癖があるので、スキーの向きに合わせ、その中で両腕を左右に「ロール」させるように動かし外傾を導く。
その他
- スタンスは従来のイメージより狭く。これはクローチング時もそうでないときも一緒。
- ポールに近い位置を狙いすぎない。ポールに近い位置を狙うと、ポールを避けようとして踏み込みが甘くなったり、逆にポールを払いのけようとして体が不必要に内側に入ったりと、余計な動作が出る。
1. | ↑ | 後で知ったのですが前日に遭難が起きていたようで、この日はこの後上空を飛ぶヘリを何度か目にすることになりました。遭難者は2日後に無事救助されました。 |
2. | ↑ | 平日は18時。 |
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