X脚は弓なりシルエットがお得意、かもしれない&内脚加工(コラ)によるX脚修正の試み

X脚問題

以下はすべて仮説です。

スキーで良しとされる「弓なりシルエット」。実は、X脚体型の人はこの弓なりシルエットを出すのが得意な傾向にある可能性が高い。

前の記事で、脚部から上半身にかけての体全体を使った弓なりシルエットを出すには、外股関節を内旋させることが必要、と書いた。ところが、X脚体型、すなわち膝下O脚+ニーバルガス(膝外反)の人は、そうでない人には不可能な「脚部の横方向への曲げ」が最初からできていることになる。後はちょいっと股関節をひねってやればいいだけで、簡単に脚部のアーチ型シルエットが出せる。

一例をお見せしよう。たびたび登場してもらっている私のX脚画像だが、こと「体の外側のライン」のみに注目するならば、脚部から上体まで、全身がアーチ形状を描いていることがわかる(やや上体がまっすぐ気味だが)。

ただし膝下O脚・ニーバルガスのため、内外スキーの角付け角を等しくしようとすると内膝が内側に入ってしまい(というか、自然に「スキーの上に立つ」と結果的に膝頭が内側に位置することになる、と言った方が正しい)、X脚のシルエットとなっている。

内脚を「膝下O脚矯正手術」(加工)してみるとどうだろう。

こうなった。これが通常体型の人が「外股関節内旋のみ」をしたときのシルエットに近いはずだ。これでもまだすねの内傾角度は外脚>内脚なので、ここからさらに内股関節を外旋していくことで両すねが平行になる。こんな感じだ(下も加工済み画像)。

本来であれば、両スキーの角付け角度もこれに伴いより深いものとなる&上半身はもう少し内向するはずだ(それを反映させるだけの画像加工技術が無かった)が、脚部の形状としてはこれが一応「弓なりシルエット追求」の理想形になるかと思われる。

次の加工画像はおまけ。膝下O脚・ニーバルガスの体構造は変えないまま、内スキーを外スキーに寄せたクローズスタンスにすることによって、内すねの角度が外すねと平行っぽく見えるようにしてみたもの。体構造はいじっていないので、一応これは現実に取れる姿勢のはずではある。

シルエットとしては一応整うが、内スキーが外スキーよりも大きく(深く)角付けされてしまうので、内スキーが外スキーよりも強くカービングしてしまい、シェーレンや外向過多になるリスクが高くなると思われる。

 

X脚問題