2018キリントン女子GSの分析動画紹介

2018年12月3日アルペンスキー動画紹介

Reilly McGlashan氏によるワールドカップ分析動画シリーズの紹介。

今回は、2018年キリントンでの女子GSで優勝したFederica Brignone選手の滑りを分析している。

ポイントは明確に2点示されている。

1点目は上下動の使い方。緩斜面では上下動を大きく取り、急斜面では上下動をあまり取らず脚部を屈曲させて切り替えを行うことで重心移動のクイックさを確保している。これはセオリー通りだ。

もう1点は、肩をターンの内側に向けているという点を「ユニークな」動作として指摘している。外肩を前に出し、内肩を後ろに引いているため、ほとんどポールにヒットせず、フラッグが揺れることが非常に少ない。これはともするとローテーションとも取られ、直すよう指導されかねない動きだが、それで優勝しているのだからこれが彼女にとっては「正しい」動きなのだろう※1Reilly氏自身はこの動作について動画の中で「良い」とも「悪い」とも評価していない。

私自身は、少なくともGS以上の大きさの回転弧であれば、外向という体の使い方は必須ではないと考えている。

   [ + ]

1. Reilly氏自身はこの動作について動画の中で「良い」とも「悪い」とも評価していない。

2018年12月3日アルペンスキー動画紹介