2018セルデン女子GSの分析動画

投稿者: | 2018年11月5日

オーストラリアのデモンストレーターReilly McGlashan氏による、2018-19シーズンワールドカップ女子GS開幕戦(セルデン)でのテッサ・ウォーリー選手の滑りの分析解説動画。英語だが、要所には字幕も出るので非英語話者にもわかりやすい。

ボコボコのアイスバーンという非常に厳しいコンディションの中で、いかにしてスピードを失わず、高いラインを保って滑り切ることができたかを解説している。キーワードとなっているのは”touch” “relaxed” “not so hard on skis”といった言葉たちだ。

「力を入れる」「フォームを固める」方向性に偏った日本基礎スキーとは真逆にあることがわかる…と言うと基礎スキーヤーに反感を買いそうだが、日本基礎スキーがそうなるにはちゃんとした理由があって、それはそもそも基礎スキーというのが平均未満の体格の人々をメインプレーヤーとする競技だからだろう(技術選トップ選手の身長・体重を調べてみると面白いのでおすすめ)。

スキーには、「強い圧をかけられないことの弊害」「強い圧をかけすぎることの弊害」がそれぞれあるが、多分彼ら(基礎トップおよびエキスパートスキーヤー)にとって、後者の弊害を感じることはほとんど無いのではないかと思う。私のようなデブにとっては、後者の弊害をいかにして回避するかが目下の課題であり興味の対象だ。

もう一つこの動画で、解説はされていないものの私の興味を引いたポイントがある。この部分の切り替え動作で、明らかに谷スキー(それまでの外スキー)へのプレッシャーを途中で「放棄」して山スキーに乗り換えている。「山回りを最後まで仕上げる」というのも日本基礎スキーの半ば「常識」とされる滑り方だが、このバンピーな条件でそれにこだわっていたら永遠に切り替えできないだろう。この意味(山回りの途中放棄もあり得る)では、かつてのハイブリッドスキーイング時代の「谷回りの連続」も、正しかったのかもしれない。伝え方が圧倒的にまずかったが。

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