月別アーカイブ: 2018年7月

ブーツ製作カウンセリングを受けてきた結果

投稿者: | 2018年7月23日

来期に向けてスキーブーツを新調することにした。

手始めに、東京都板橋区でスキーブーツ設計・製造ショップ Ski Boots R&Dを 営む山本和男さんに、ブーツ購入とチューンナップについてのカウンセリングを受けてきた。

カウンセリングといっても、各種機器を用いた測定、私の脚(足)の3Dモデルをコンピュータ上に作成するための脚部の写真撮影など、事実上もうチューンナップの最初の段階を行ってきたような形だ。

と同時に、私がこれまでこのブログで書いてきたような、自分なりに自分の脚部を観察した結果をぶつけ、それについてスキーブーツ専門家としてのコメントをいただくこともできた。

結論としては、私の脚(足)の形状は、問題無いし、それほど特異なものでもない、とのことだった。脚(足)は正常だし、もちろん履いているブーツも正常なもの。ただし、正常な足で正常なブーツを履いていたとしても、それらのミスマッチによって問題が生じるということはあり得るし、実際私にはそれが起きている、というのがR&Dの山本さんの言であった。

それは具体的には以下のようなものだ。

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石打丸山スキー場と私

投稿者: | 2018年7月18日

新潟県南魚沼市にある石打丸山スキー場。かつて足繁く通い、2級を取得した場所であり、かつてほど頻繁に訪問しなくなった今でも、私にとっての「心のホームゲレンデ」だ。

昨シーズン終了直後から一部のスキーヤー・スノーボーダーの間で囁かれていた、長らく待ち望まれていた長距離リフトの架設が、メディアからの情報としてアナウンスされた

これを機会に…というわけじゃないけど、私と石打丸山スキー場の思い出について語りたい。

石打丸山スキー場との出会いは、実を言うと「偶然」だった。

2011年の冬、成人の日絡みの3連休。2級取得を目指していた私は、上越国際スキー場で練習をしていた。このスキー場のホテル(ホテルグリーンプラザ上越)は一人で泊まると値段がバカ高いので、六日町駅前のビジネスホテルに宿を取っていた。六日町駅は上越国際スキー場前駅から2駅の距離にあるのだが、朝一番の列車は六日町を出ると上越国際スキー場前駅を通過してノンストップで越後湯沢駅まで行ってしまうので、一度越後湯沢駅で逆方向の列車に乗り換える必要があった。

連休最終日。六日町駅から越後湯沢駅に着き、折り返し上越国際スキー場方面への列車に乗り継いだ。ところが発車後1駅目の石打駅で、除雪の遅れのためしばらく運転見合わせとなってしまった。どうもしばらく動きそうにないので、そのまま石打駅で下車し、タクシーを呼んで、「一番近いスキー場まで連れてってください」と頼んだところ、たどり着いたのが石打丸山スキー場だった、という経緯だ。※1ちなみに、本当に石打駅から一番近いのは石打丸山ではなく石打花岡スキー場なのだが、そちらはリフト1本のローカルスキー場なので、運転手さんが空気を読んで(?)くれたことには感謝しなければならない。

そんな訳で事前情報ゼロで訪れた石打丸山スキー場だったが、意外なほどのスケールの大きさに驚くとともに、いくつかの点で、それまで自分の中にあった「スキー場像」とは異なることに気づいた。

まず、立地。スキー場というのは、街と切り離された「山奥」にあるものだという固定観念がそれまでの私にはあった。山奥とまでは行かずとも、ゲレンデ周辺にある建物はもっぱら宿泊施設・飲食店・レンタルショップなどスキー・スノーボード客向けの商業施設のみである、というのが私にとっての「常識」だった。ところが石打丸山は、もろに「住宅地」の隣にゲレンデがある。一般住宅があり、スーパーマーケットがあり、米屋や文房具店などがあり、スキー場がある。それもリフト1〜2本のローカルスキー場ならいざ知らず、全国区レベルの巨大スキー場である。この日常感は、逆に非日常的ですらあった。

次に、ゲレ食の異常なまでの多さ。それも全く統制が取られておらず、てんでバラバラな店構え・指向性の食堂群が林立、いや乱立している。ある店はおしゃれな洋食屋、ある店は生ビールの幟が高らかにはためく居酒屋、ある店はあろうことかゲレンデの中で焼肉が焼ける。まるでゲレンデの中に「商店街」が出現したかのようだった。

そしてゲレンデ。ゲレンデの中に「林」というものがほとんど無く、どこにいても見通しが非常に良い。後で知った話によると、森林伐採の規制が厳しくなる前にできたスキー場だからこそのことだという。当然コース幅も広く、適度な斜度を持ったねじれの無いバーンが複数。1本1本の滑走距離は短いが、滑走充実感は十分。3連休だったにも関わらず、リフトの混雑もほとんど無かった。

これは「掘り出し物」だ(もちろん元々有名ゲレンデであり、私に知識が無かっただけだが)と思い、その後コソ練のため頻繁に通うこととなった。2級を取った後も1級目指してせくせくと通った。結局1級はかぐらで取った※2石打でも受検したが不合格だった。が、その頃にはすっかり馴染みのゲレンデになっていた※3スタッフと顔見知りになったとかそういうことは無く、こちらが一方的に馴染んだだけ。ので、検定という目標から解放された後もまるで実家に帰るような感覚で頻繁に通った。

そんな石打にも、いくつかの変化が訪れた。

定宿の廃業。小さな宿だったが、親切な女将さんが取り仕切っていて、料理がとても美味しい宿だった。

ゲレンデレイアウトの変更。チロルゲレンデという練習に最適な中斜面の半面(実質的には2/3面ほど)を潰して、モンスターパイプという巨大なハーフパイプができた。その脇にかかっていた、チロルを回すのに最適だったシングルリフトは廃止された※42018-19シーズンのリニューアルで同じ場所にトリプルリフトが架設される模様。

これらはいずれも2016-17シーズンの出来事だったが、そのシーズンイン前の2016年秋には、スキー場とは直接関係ないものの、石打愛好家たちに衝撃をもたらす事件があった。ゲレンデから徒歩5分ほどの国道17号沿いにある食堂「石打ドライブイン」(通称石ドラ)が、火災で全焼したのだ。ドライブインといってもここは実質焼肉屋で、非常に美味い肉を出してくれていた。また、牛や豚の他、ラクダだのワニだのといった「ゲテモノ」の肉が食えることでも有名だった(私は食べたことは無いが)。

このニュースはSNS等を通じて瞬く間に石打愛好家の間に広がり、深い悲しみをもたらした。結局この年の冬は休業したものの、翌年に再建し、2017-18シーズンからは元気に営業を再開している。復活後にはまだ訪問していない※5一度訪問しようとしたのだが満席で予約すらできなかった。が、オフシーズンの間に一度は訪問したいと思っている。

閑話休題。

定宿の廃業と、愛用したチロルゲレンデの縮小は、私の足を石打から遠のかせることになった。それまで最低年6日は滑走していた石打だが、2016-17シーズンには一度も訪問せず、昨シーズン(2017-18シーズン)にも2日のみ。決して魅力の無いスキー場になってしまったとは思わないし、冒頭でも書いた通り「心のホーム」と言えるぐらいに愛着のあるスキー場であることに変わりは無く、気持ちとしてはもっと頻繁に訪問したいのだが、不思議と「足が向かない」としか表現のしようがない。

良い話題もある。冒頭で書いた通り、2018-19シーズンに、中央第1高速リフトと中央第2リフトを統合した新リフトができることが明らかになった。中央第2リフトは速度が非常に遅く、チロルゲレンデを回したいときや山頂を目指すときに不便だった。新リフトができれば、チロル→デビルダウン→スポーツマンのロングコース(レイアウト上ノンストップ滑走は難しいが)を1本のリフトで回せることになる。私にとっては、来シーズン訪問する積極的理由ができた。

   [ + ]

1. ちなみに、本当に石打駅から一番近いのは石打丸山ではなく石打花岡スキー場なのだが、そちらはリフト1本のローカルスキー場なので、運転手さんが空気を読んで(?)くれたことには感謝しなければならない。
2. 石打でも受検したが不合格だった。
3. スタッフと顔見知りになったとかそういうことは無く、こちらが一方的に馴染んだだけ。
4. 2018-19シーズンのリニューアルで同じ場所にトリプルリフトが架設される模様。
5. 一度訪問しようとしたのだが満席で予約すらできなかった。