月別アーカイブ: 2018年6月

X脚の強い味方?ブーツのカント補正

投稿者: | 2018年6月24日

骨の湾曲や、不随意な関節の構造ねじれによって生じたX脚には、全く解決策は無いのか?

以下はすべて仮説です。特にブーツのカスタマイズについては私は素人なので、実際のカスタマイズは専門家と相談して行ってください。

前の記事で書いた、私のような「膝下湾曲型」のX脚によるデメリットを減殺するためには、もしかしたら、ブーツのカント補正がある程度の効果を発揮するかもしれない。

ある程度というのは、前の記事の最後で触れたX脚のデメリットのうち「スキーに対して垂直に力をかけられない」という点については、ブーツのカント補正が有効だと思えるが、「脚部を曲げようとする無駄な力の存在」はこれでは解決できないと思われるからだ。

さらに、X脚のシルエット自体もこの方法では無くならないので、基礎スキーなど、フォーム・シルエットの美しさを気にする向きにも完全な解決策にはなりえない。

まずは次のように、直立状態でブーツ底面の内側が低く、外側が高くなるようにブーツを調整する。

こうすると、このまま傾いたときに、内脚の角付け角が小さく、外脚側の角付け角が大きくなるよう補正される。

「膝下湾曲型」のX脚では、もともと内脚の角付けが大きく、外脚の角付けが小さかったため、この補正により両脚の角付け角が等しくなる方向になる。

これにより、股関節からブーツ底面中心に引いた線が、ブーツ底面(=スキー板)に対して垂直に近くなるので、スキーを大きくたわませることができるようになることが期待できる。

ただし、脚部全体が内側に向かって構造的に湾曲していることは変わらないので、脚部を内側に曲げようとする無駄な力の存在はそのまま消えない。したがって、この方法では2つのデメリットのうち1つしか修正できない。また、X脚のシルエットそのものも無くならない。

ただし、このようなブーツカスタマイズをした場合、通常立位での体重負荷が足裏内側に偏るため、足首関節への負担や舟状骨(くるぶし下の骨)の突起化などに留意する必要がある。私は、現在左のブーツのみ、内側が低くなるようソールカントをつけているが、実際舟状骨が左足だけ突き出てきてしまっている。

X脚だけじゃない、ヤバすぎる脚の歪み

投稿者: | 2018年6月24日

自分の脚をよく観察すると、どうも単なるX脚ではないように思えてきた。

まず、脛骨(膝より下の骨)が外側に膨らむように湾曲している(これは整体でも指摘された)。

次に、膝の皿と脛骨の位置が素直に上下に並んでおらず、脛骨の上端が外側にずれて接続している。

図にするとこんな感じ。

このまま、特に何も考えずに傾く(角付けする)と、内脚の角付け角が大きく、外脚の角付け角が小さくなる。

外脚と内脚の角付け角が等しくなるように、外脚をもっと大きく倒し込むとこうなる。

さらにX脚のシルエットが強調される。またスタンスも広くなる。

この状態だと、股関節(上半身の力の「起点」)から、ブーツの底の中心を結んだ線が、底面に対して垂直にならない。スキーを最も大きくたわませるには、ブーツ底面に対して垂直の方向に力をかけたい(図の点線)が、それとずれてしまうため、スキーがしっかりとたわまないことになる。

また、前の記事でも触れた通り、脚部全体を曲げようとする力が働き、その分雪面に伝わる力が減少することにもなる。

膝関節のねじれも脛骨の歪みも、「体の使い方」では補正できず、また整体でも矯正できないので、たぶん修正することは不可能。

そもそもなぜX脚だとよくないのか

投稿者: | 2018年6月13日

そもそもスキーにおいてなぜX脚だと良くないのか。

ここではとりあえず「見た目」の問題は置いておく。

見た目以外でX脚が引き起こす問題点は、今のところ次のようなことだと考えている。

以下はすべて仮説です。

脚という物体を、上半身の重さをスキー板に伝達するための構造材として捉えた場合、X脚というのは「湾曲した、または折れ曲がった部材」ということになる。

上半身の重さという力の「起点」を股関節、「終点」を足裏とした場合、脚が真っ直ぐな形状であれば、力(上半身の重さ)は全て「圧縮力」として作用する。

脚にかかった圧縮力は、一部関節の腱の収縮などで吸収はされるが、骨はほとんど圧縮変形しないので、殆どがそのままロス無く足裏に伝わる。

ところが、「曲がった脚」に対して力をかけると、掛けた力のうち無視できない割合が、脚部に対する「曲げ力」として作用する。骨はやはり殆ど曲がらないが、その分関節、特に変形アーチの頂点に位置する膝関節が曲げ力をもろに受けることとなる。

膝関節の、曲げ力に対する抵抗力が無限大であれば(これを剛結合という)、これによる力の伝達ロスは無いが、そうでなければ上半身が与えた力のうち一定の割合は「脚を変形させる力」として消費されてしまう。極端な話、仮に膝関節が完全に自由回転する構造(ピン結合という)であれば、上半身が与えた力は全くスキーに伝わらない。

いずれにせよ、膝関節が全く変形(左右方向に回転)しない人などいない以上、曲げ力によって「スキーを雪面に押さえつける力」は失われる。そしてその分エッジングが弱くなる。

これが、X脚が滑りに与える不具合である、というのが私の現段階での考えだ。