草津国際スキー場について

2018年11月30日スキー場を語る

本州中央部で、温泉とスキー・スノーボードをコンボで楽しむなら、野沢温泉か草津温泉だろう※1東北も含めるなら、蔵王温泉も候補に挙がってくる。

滑り重視なら野沢、温泉&観光重視なら草津。草津の場合、野沢と違ってどんな小さな宿にもまず温泉が引かれていて、わざわざ外湯に入りに行かなくともいつでも源泉掛け流しの極上の湯に浸かれるのが魅力だ。

そんな草津のスキー場、草津国際スキー場が、2018年1月23日の本白根山・鏡池付近からの噴火により、上部1/3に当たる本白根ゲレンデおよびそこにアクセスする白根火山ロープウェイ(という名前のゴンドラ)が廃止された。

同時に、スキー場の名称も「草津温泉スキー場」に変更された。この改称は小さいようで大きい。「国際」からは、「世界に通用するスキー場たらん」という意気込みが感じられたが、「草津温泉スキー場」からは、「あくまで温泉に付随したスキー場ですよ」という控えめなニュアンスが感じられる※2「野沢温泉スキー場」も同じ命名法だが、あちらは言葉でアピールする必要も無いぐらいスケールが大きく、一度でも訪れれば温泉にスキー場が付随しているとは誰も思わないだろう。

もっとも、「国際」時代もそれほど大きなスキー場というわけではなく、野沢温泉のように急斜面やらパウダーやらが期待できるスキー場でもなかった。どちらかというと滑りよりも景観が売りの「レジャーゲレンデ」的位置付けだったと思う。

しかし、その売りである眺望は本当に素晴らしかった。単に眺望が良いというだけでなく、火山という希少性のある地形の中に開けたスキー場なので、その眺望はある種の「奇観」であり、白馬や志賀も眺望は良いが、それとは質を異にする、いわば「日本離れ」したオンリーワンな景観だった。

廃止となっていない、中腹の青葉山ゲレンデからもその一端は伺えるが、やはり山頂からの眺望こそが草津国際の真骨頂だったと言えるだろう。

…などと訳知り顔で語ってみたが、私は実は一度しかこのスキー場には訪れたことがない※3車でスキー場トップ付近にアクセス可能となるグリーンシーズンには、何度か訪れたことがある。。去る2月に2度目の訪問を予定していた矢先に、噴火のニュースが飛び込んできた。温泉街およびゲレンデ下部は立入規制範囲外だったので、自分一人ならそのまま訪問したかもしれないが、そのときはグループ旅行、それも小さな子供もいるグループだったので、「万々が一」を考え、旅館の方始め現地の方には申し訳無いと思いつつ、キャンセルしたのだった。

本白根ゲレンデおよび白根火山ロープウェイが「休止」ではなく正式に「廃止」とアナウンスされた以上、この先復活することは無いだろう。私の訪問時は天気が悪く※4天気の良い日もあったが強風で上がれなかった、良い写真は撮れていないのだが、そのうち史料的意味合いも出てきそうなのでそのときの写真を載せておきたい。

 

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1. 東北も含めるなら、蔵王温泉も候補に挙がってくる。
2. 「野沢温泉スキー場」も同じ命名法だが、あちらは言葉でアピールする必要も無いぐらいスケールが大きく、一度でも訪れれば温泉にスキー場が付随しているとは誰も思わないだろう。
3. 車でスキー場トップ付近にアクセス可能となるグリーンシーズンには、何度か訪れたことがある。
4. 天気の良い日もあったが強風で上がれなかった

2018年11月30日スキー場を語る