月別アーカイブ: 2018年5月

デブは上体がスキーに置いていかれるリスクが高いかもしれない

投稿者: | 2018年5月20日

以下は全て仮説です。

デブは体の「上の方」(尻から上)の比重が大きい。

軽い物体(質量が小さい物体)と重い物体(質量が大きい物体)では慣性に差がある。軽い物体は慣性が小さく働き、重い物体は慣性が大きく働く。言い換えると、軽い物体は「動きやすく、止めやすい」。重い物体は「動きにくく、止めにくい」。

ここで、軽い物体と重い物体が上下に結合されている状況を考えたい。完全に一体化した結合(剛結合)ではなく、ある程度の弾性をもって結合している状況だ。

下部に軽い物体、上部に重い物体が配置され、さらに最下部に物体を移動させる動力があるとする。

この動力が作動して物体を移動させるとき、(弾性体なので)まず下部が動き出し、少し遅れて上部が動き出す。下部が軽く、上部が重い場合、下部のほうが「動きやすい」ので、下部はスムーズに移動を開始するが、上部はなかなか動き出せず、「置いていかれる」形になる。

言うまでもなく、これはデブがスキーするときの状況をモデル化したものだ。

デブは体がスキーに「置いていかれる」可能性が高い(この「置いていかれる」は「後傾」とは少し違う概念だ)。

体がスキーに置いていかれないためには、基本的には前傾を強めることで対策できるが、骨盤が前傾せずに上半身だけが前傾した形になると効果が薄い。とはいえ骨盤という外から見えないものを操作するのは難しいので、腰を「台」にして、その台で上体を前に押し運んでもらうようなイメージを持つといいかもしれない。また、骨盤という「台」に載っている上体の側も、きちんと「運んでもらう」ためには、形状がブヨブヨと変化しないよう、ある程度腹筋と背筋を使って体を「締める」こと、イメージとしては「一つの塊」になるようにすること(ガチガチに固める必要は無いが)が肝要だろう。

特にコブでは、激しい減速と加速が極めて短いスパンで繰り返されるので「置いていかれる」リスクは高くなる。コブでは上体は起こし気味にするのが良いとよく言われる(少なくとも基礎スキー界隈では)が、デブの場合は必ずしもその教えに従うことが安定性にとって有利に働かない可能性がある。

草津国際スキー場について

投稿者: | 2018年5月17日

本州中央部で、温泉とスキー・スノーボードをコンボで楽しむなら、野沢温泉か草津温泉だろう※1東北も含めるなら、蔵王温泉も候補に挙がってくる。

滑り重視なら野沢、温泉&観光重視なら草津。草津の場合、野沢と違ってどんな小さな宿にもまず温泉が引かれていて、わざわざ外湯に入りに行かなくともいつでも源泉掛け流しの極上の湯に浸かれるのが魅力だ。

そんな草津のスキー場、草津国際スキー場が、2018年1月23日の本白根山・鏡池付近からの噴火により、上部1/3に当たる本白根ゲレンデおよびそこにアクセスする白根火山ロープウェイ(という名前のゴンドラ)が廃止された。

同時に、スキー場の名称も「草津温泉スキー場」に変更された。この改称は小さいようで大きい。「国際」からは、「世界に通用するスキー場たらん」という意気込みが感じられたが、「草津温泉スキー場」からは、「あくまで温泉に付随したスキー場ですよ」という控えめなニュアンスが感じられる※2「野沢温泉スキー場」も同じ命名法だが、あちらは言葉でアピールする必要も無いぐらいスケールが大きく、一度でも訪れれば温泉にスキー場が付随しているとは誰も思わないだろう。

もっとも、「国際」時代もそれほど大きなスキー場というわけではなく、野沢温泉のように急斜面やらパウダーやらが期待できるスキー場でもなかった。どちらかというと滑りよりも景観が売りの「レジャーゲレンデ」的位置付けだったと思う。

しかし、その売りである眺望は本当に素晴らしかった。単に眺望が良いというだけでなく、火山という希少性のある地形の中に開けたスキー場なので、その眺望はある種の「奇観」であり、白馬や志賀も眺望は良いが、それとは質を異にする、いわば「日本離れ」したオンリーワンな景観だった。

廃止となっていない、中腹の青葉山ゲレンデからもその一端は伺えるが、やはり山頂からの眺望こそが草津国際の真骨頂だったと言えるだろう。

…などと訳知り顔で語ってみたが、私は実は一度しかこのスキー場には訪れたことがない※3車でスキー場トップ付近にアクセス可能となるグリーンシーズンには、何度か訪れたことがある。。去る2月に2度目の訪問を予定していた矢先に、噴火のニュースが飛び込んできた。温泉街およびゲレンデ下部は立入規制範囲外だったので、自分一人ならそのまま訪問したかもしれないが、そのときはグループ旅行、それも小さな子供もいるグループだったので、「万々が一」を考え、旅館の方始め現地の方には申し訳無いと思いつつ、キャンセルしたのだった。

本白根ゲレンデおよび白根火山ロープウェイが「休止」ではなく正式に「廃止」とアナウンスされた以上、この先復活することは無いだろう。私の訪問時は天気が悪く※4天気の良い日もあったが強風で上がれなかった、良い写真は撮れていないのだが、そのうち史料的意味合いも出てきそうなのでそのときの写真を載せておきたい。

 

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1. 東北も含めるなら、蔵王温泉も候補に挙がってくる。
2. 「野沢温泉スキー場」も同じ命名法だが、あちらは言葉でアピールする必要も無いぐらいスケールが大きく、一度でも訪れれば温泉にスキー場が付随しているとは誰も思わないだろう。
3. 車でスキー場トップ付近にアクセス可能となるグリーンシーズンには、何度か訪れたことがある。
4. 天気の良い日もあったが強風で上がれなかった

プロに体を診てもらった結果

投稿者: | 2018年5月16日

以前の記事で、私自身のX脚について、素人なりの観察で原因を考察した

確証と改善策を得るため、整体クリニックで診断を受けた。アスリートも利用しているというクリニックだ。

以下、その結果。

大腿骨が骨盤に対して外に開いている(外旋位)ことと、脛骨が外側にふくらむように湾曲していること。この両方が組み合わさってX脚になっている。

この点、自分自身の見立ては正しかった。

脛骨の湾曲は、外科手術を行わない限り治せない。

大腿骨が骨盤に対して外に開いている状態については、整体の手技および普段の姿勢改善で治すことが可能。

脛骨の湾曲が治せない以上、X脚の完全な矯正は不可能だということがわかった。

大腿骨が骨盤に対して外に開いている原因は、骨盤の後傾にある。

この骨盤の後傾は、X脚だけでなくさまざまな問題を私の体に引き起こしているということがわかった。詳しくは割愛するが、腰痛・肩や腰のコリ・下半身のむくみなど。いずれも自覚症状は無いが、自覚が無い分、「限界ライン」を超えた瞬間に致命的な症状となる可能性があるとのことだ。

骨盤の後傾は、スキー滑走においても「よくないこと」とされているので、ぜひ改善したいところだ。

左右の歪みについても指摘を受けた。

右の骨盤が上がっており、右脚が左脚に対して「短い」状態にある。バランスを取るために、右肩が下がって左肩が上がっている。

これは、ブーツチューンのときにも指摘を受けていたことだ。ある程度ブーツの調整で補正できているが、ゴマカシの効かないコブになるとてきめんに左右差となって表れる。整地でもときおり左外足が「軽い」感じになるのは、左肩が上がっているせいだろう。

姿勢の歪みが慢性化すると、骨と骨の間に癒着が発生したりして、整体の手技でもどうにもならなかったりする場合もあるとのことだが、幸い私の場合はそこまで深刻ではなく、手技を受けた後の検査では「7~8割程度正しい姿勢が回復できた」という結果を得ることができた。

実際、受診後は、立っているとき・歩いているときの姿勢がこれまでと比べかなり異なるものとなっていることが自覚できた(すごくふんぞり返っているような感じがしてちょっと違和感があるが)。また、骨盤が後傾しているときと、そうでないときの姿勢の違いも自覚できるようになった。

以下は今後の生活で留意すべきこと。

  • 骨盤が正しく前傾しているときの姿勢を覚え、立っているとき・歩いているとき・座っているとき、常にその姿勢を意識する。
  • 脚を組んだり、あぐらをかくことは極力避ける。体が左右非対称となってしまうため。
  • 椅子には深く腰をかける。背もたれに体を預けすぎないようにする。
  • 内転筋を鍛える。

シーズンオフの数カ月でどの程度改善できるか、自分の体を使って実験するつもりで試してみたい。

ストレッチング・ベンディングの整理

投稿者: | 2018年5月11日

世の中のスキーフリークたちが語る「スキー技術論」、あるいはスキー雑誌や「上達本」が語る技術論の中にしばしば登場する「ストレッチングターン・ベンディングターン」の理解のされ方に、前々から得心が行かないものがあった。

一般的なベンディング・ストレッチングの理解のされ方というのは以下のようなものだと思う。

「ベンディングターンは、ターン中に脚を伸ばし、切り替えで脚を縮める滑り方である。
 ストレッチングターンは、ターン中に脚を縮め、切り替えで脚を伸ばす滑り方である。」

果たしてこのように単純なものなのだろうか?

例えば、http://www.effectiveskiing.com/Topic/Transitionの「Recentering」の節にあるこの連続写真。

これをストレッチングかベンディングか議論すると、「切り替え(2コマ目)で脚が縮んでいるからベンディングだ」と言う人が出てくるだろう。

私は必ずしもそうとは言い切れないと思う。

以下は全て仮説です。

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2017-18シーズン振り返り 新規開拓編

投稿者: | 2018年5月10日

今シーズン新規開拓したスキー場は3箇所。

竜王スキーパーク

ここは志賀と野沢というビッグネームに挟まれて、格安スキーツアー誘致に活路を見出したスキー場。なので客層は初心者のワカモノ中心で、自分のようなヒトリストおっさんが訪れるのは場違いな可能性は感じていたのだけど、「木落し」という名物コースは一度は滑っておきたいという思いで訪問しました。

まあパウダーは無かったので木落しの魅力というやつを味わうことは叶わなかったのですが、天気が良かったのでそこそこ楽しめました。でも2度は行かないかな。ホスピタリティが「客層相応」になってしまっているのが残念。かぐらが「経営は残念だけど現場は頑張ってる」スキー場だとするなら、その真逆で、「経営は頑張ってるけど現場が倦んでいる」スキー場という感じ。

竜王動画

X-JAM高井富士

ここも、パークが売りのゲレンデってことで、ほぼほぼスノーボーダーで占められているのは覚悟の上で行ったんですが、意外と良かったです。客層が「緩斜面だけ滑る初心者」と「パークに入り浸るガチフリースタイラー」に二分されているので、上部の中斜面を滑る人が誰もいないw

よませ温泉スキー場

中程度以上の斜度が長く続く幅広コースが多数あって、カービング大好き人間にとってはいいスキー場ですな。さすがはレーシングの聖地。眺めもとても良かった。

でもリフトレイアウトは見直してほしいなー。具体的には山頂のみを繰り返し滑れるリフトを架けてほしい。

X-JAM&よませ動画

 

あと、新規開拓とは言い難いけれど、志賀高原の横手山・渋峠エリアも初めて滑走しました。とはいえ雪が少なくなったゴールデンウィークの滑走のみでハイシーズンには滑っていないので、スキー場の評価は正しくできないっすね。とりあえずさすがは標高日本一のスキー場(リフト有り)だけあって、眺望は最高でした。

2017-18シーズン振り返り データ編

投稿者: | 2018年5月9日

5月5日の志賀高原横手山・渋峠での滑走をもって、2017-18シーズンのスキーを終了しました。

滑走日数 36日

昨2016-17シーズンとぴったり同じ日数でした。

年々滑走日数は減少傾向で、最後に40日を超えたのは2013-14シーズン(48日)ですね。

まあこれについては、夏にピスラボをやるようになったので、プレシーズンに勘を取り戻すために狭山で2〜3日滑り込む必要が無くなったことも多少影響してます。でもやっぱり前みたいに「隙あらば滑りに行きたい」みたいな感じじゃなくなってきたのもまた事実。これからは量より質ってことでひとつ。

旅行回数 16回

単純計算で、1旅行あたり2.25日滑ってるということになります。だから何って訳でもないですが。

スキー場別滑走日数

9日 志賀高原
8日 かぐら
4日 白樺高原国際
3日 八海山麓・安比高原・よませ温泉
2日 戸隠・石打丸山
1日 竜王・X-JAM高井富士・至仏山BC
※よませ温泉とX-JAM高井富士は同日に両方のスキー場を滑った日があるので、合計が滑走日数36日に一致しない。

なんだかんだで今年も志賀がトップ。でも今年の途中からポールトレーニングの拠点をかぐらに移したので、来年はかぐらが逆転しそうです。かぐら、もうちょっと交通の便(というかあのバスの混雑!)がなんとかならないかなあ。

「心のホームゲレンデ」のはずの石打丸山は今年も訪問1回・2日だけの滑走となってしまいちょっと寂しいですね。

スキー板別滑走日数

ショート(NORDICA/DOBERMANN SPITFIRE EDT) 12日
GS(BLiZZARD/WRC WC-PISTON) 11日
ファット(Volkl/90 Eight) 12日
※試乗会のためどの板にも乗らなかった日があるので合計が滑走日数36日に一致しない。

結果的にですが、どの板もほぼ均等になりましたw

ショート板は、ヘタってしまい滑ってて楽しくないため、基礎トレーニングのときぐらいしか履かなくなっちゃいましたが来期は板を更新するので日数増えそうです。

大会出場 3戦

すべてGSでした。

当面の目標は「トップ集団に食い込む」ことですが果たせませんでした。最も善戦したのは南魚沼市長杯で、トップとの差は6.6秒(2本合計タイムで)。このときは割と固いコンディションだったのですが、柔らかい雪でのレースになるとさらにダメダメでしたね。体重的にGSももっと固い板でないとダメかもしれませんが、1シーズンに2本買い替えはキツい…※1しかも今期は密かにブーツの買い替えも画策している

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1. しかも今期は密かにブーツの買い替えも画策している

ゴールデンウィークまとめ:主に至仏山BCのこと

投稿者: | 2018年5月7日

ゴールデンウイークは尾瀬の至仏山で、ひさびさのバックカントリースキーをしました。

至仏山という山には、8年前の2010年に一度登ろうとしたことがあります。そのときはスキーをまだ本格的にやっていなかったので、バックカントリースキーとしてではなく普通の登山として登ろうとしたのですが、調査不足のため登山が禁止されている6月に訪ねてしまい、鳩待峠から引き返したという思い出。まあ尾瀬ヶ原の散策は楽しめたので全く何もせずに帰った訳ではないんですが、その時に尾瀬ヶ原からそびえ立つ至仏山を見、帰宅後にそこがバックカントリースキーのフィールドでもあるということを知り、「ああ、いつかあそこをスキーで滑ってみたいなあ」と思ったのが、その後スキーを本格的に再開したきっかけとなったりしたので、今回のBCはある意味「原点回帰」的な意味合いのあるものでした。

8年前に尾瀬ヶ原から見上げた至仏山

8年前に尾瀬ヶ原から見上げた至仏山

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